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淵に立つ

最終更新: 2018年3月12日


公開当時から観に行けず、ずぅっと見れず仕舞いで、最近、アマゾンプライムにあったので、iPhoneに落としておいた映画「淵に立つ」を観た。生憎、今、Apple TVが家にないので、スマホの画面でニャッタとゴロゴロしがら、鑑賞。途中からネルも小さな画面で見始める。


想像以上にホラーなつくりで、でも浅野忠信が出てるのだから、前半のこんな不気味に丁寧でフレンドリーな感じではすまされないだろうと物語の運びに目を凝らし、台詞を聞き逃さないようにして、こういう映画はフランス人は好きだよな、などと云いながら、見入った。


観終わってから、暫くの間、この話について、ネルと話し合った。救いようのない暗いストーリーだったけれど、あれこれと話せる作品は、よい映画。


やはり、浅野忠信演じる男の人物造形が、非常に優れていて、今まで何度となく演じてきたあの感じなのだが、言葉使い、言葉選び、よく考え抜かれた台詞回しで、深田監督は、俳優・浅野忠信を巧く操っている。


よくできたストーリーだったけれど、ちょっとそれはないのではと感じたご都合主義的な展開のシーンもあった。


台詞での説明は必要最低限にして、カメラとの組み合わせで見せてゆくのは、台詞の効果を最大限に効かせたい時に有効だし、カメラのクローズアップが少ないのも寄りを使いたい時にインパクトがある。そういう足し算引き算の映像論法が分かってる。


自分の映画的直観というやつで深田監督に会ってみたいと思ったことが以前あり、知人を介して、確か彼主催のイベントで会ったことがある。それから2年以上経って、本作「淵に立つ」でカンヌ映画祭・ある視点部門での審査員賞を受賞された。ああ、やっぱりと思ったのでした。


淵に立つ

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